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★ファミマとAirbnbが業務提携 —コンビニ店舗で鍵の受け渡し

2018.05.22

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ファミリーマートとAirbnb(エアービーアンドビー)は5月21日、民泊サポート事業に関する業務提携について合意したことを発表した。今後はファミマ店舗を、訪日外国人などの利便性向上につなげていくため、民泊サービス拡充や多様な情報やサービス発信のための拠点としていくという。
今回の両社の提携により、①Airbnb利用者が必要な鍵の受け渡しサービスをファミマ店舗で、安心・安全に実施。②民泊サービスの拠点となることでAirbnb利用者のファミマ店舗誘導、利用促進。③Airbnbが利用者に発信している情報発信サイトAirbnb NaviやAirbnbmagへのファミマの情報掲載や、買い物促進のためのクーポンを掲載。④ファミマ店舗でもAirbnb認知向上、利用促進のためのパンフレットを設置していくという。
具体的な取り組みは、6月15日の住宅宿泊事業法(民泊新法)施行ののち、スタートする。

鍵の受け渡し方法は、部屋を貸し出すホストがAirbnbに登録し、鍵受け渡しのためのプラットフォームに利用申し込みをすると、ファミマに設置した鍵ボックスに部屋の鍵を預けることができるようになる。

Airbnbを利用するゲスト側は、予約が成立しているホストから届く鍵の受け渡し方法などが記されたメールに従い、ファミマに設置したボックスから部屋の鍵を受け取ることができる。すでにファミマでは、東京・大阪の4カ所で鍵の受け渡し実験を行っており、2018年度は実施店舗を150店舗に拡大していくという。

なお、現在のところ、ファミリーマートは、国内店舗数は約1万7100店、全国47都道府県で展開。

2008年に創業したAirbnbは、世界191カ国8万1000以上の都市に宿泊ができるポータルサイトとして急成長。世界での登録部屋数は500万、通算の利用者数は3億人。2017年、日本国内での利用者は191カ国以上の国から、のべ585万人が利用したという。

(やまとごころ編集部)

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