インバウンドニュース
★訪日米国人の旅行需要は前年比50%増、エクスペディアが予約動向分析を発表
2018.08.10
オンライン旅行会社のエクスペディアが、増加傾向にある訪日米国人旅行者の同旅行サイトにおける予約動向分析を行った。調査期間は2017年7月〜2018年6月の1年間。
それによると、訪日米国人旅行者の需要は前年比50%増となり、特に需要が多かったのは4〜6月で、季節的には春から初夏が人気となった。
地域別では、東京、京都、大阪が全体の訪日旅行者における70%以上の需要を占めており、そのうち東京と京都の平均増加率は前年比40%、大阪はその2倍である80%の増加をみせた。これらの主要観光地が継続的に伸びるなか、名古屋、長野、福岡、兵庫、神奈川なども軒並み前年比で70%を超え、急成長している。
エクスペディアの特徴のひとつである、宿泊施設と航空券などを組み合せることが可能なパッケージ予約も、前年比90%増と大幅に増加。またパッケージ予約をした米国人旅行者は、宿泊施設のみを予約した旅行者と比べるとキャンセル率が30%低く、予約も10日間早く、滞在期間も1日長くなることがデータ分析により判明した。
エクスペディア代表取締役のマイケル・ダイクス氏によると、「訪日外国人旅行者の半数がオンライン旅行会社を利用している。インバウンド市場の米国人旅行者の占める割合は拡大傾向にあり、宿泊施設の所有者や運営者はこのようなビッグデータを参考に契機を掴むことが重要」としている。
(やまとごころ編集部)
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