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★地球の裏側から、はるばる京都へやってくる!? 宿泊者の伸び率上位に中南米がランクイン

2017.06.15

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京都市観光協会と京都文化交流コンベンションビューローが、京都市内にある35のホテルの4月の外国人宿泊状況を発表した。それによると、客室稼働率は94.6%となり、調査開始以来、3番目の稼働率を記録した。また、全体に占める外国人客の利用率が50.9%と最高値を記録、初めて外国人の宿泊者が日本人を上回った。

国、地域別の構成比は、アメリカが全体の14.8%を占め、月別で初めて1位を記録した。2位は中国で14.5%、3位は台湾で12.3%だったが、対前年度比で14%減った。

伸び率でみると、1位はメキシコ(212%増)、2位がブラジル(93.9%増)で、中南米の主要国がトップ2を占めたことは、とても興味深い。これ以外にも、中東のカタールが57.7%増で5位、アラブ首長国連邦が62.1%増で6位だった。中南米、中東から訪れる外国人の割合は、それぞれ2.4%、3.8%と、全体にしめる割合はごくわずかだが、京都は、アジアの近隣諸国だけでなく、はるか遠く、地球の裏側に住む人々をも魅せていることがわかる。訪れる外国人の多様化が進む京都、インバウンドの最先端を進んでいるであろう京都の取組には、今後も注視していきたい。

(やまとごころ編集部)

 

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