中国で民泊プラットフォームを運営する「途家（トゥージア）」を運営する途家グループ会社と、楽天グループで民泊のプラットフォーム運営を行う楽天LIFULL STAY株式会社は、８月２日、民泊事業に関する業務提携に関して合意したことを発表した。

今回の提携により、楽天LIFULL STAYが今後開設する予定の民泊サイト「Vacation Stay(仮)」に掲載する国内の民泊物件を「途家」へ提供し、途家経由で訪日中国人マーケットの拡大を目指す。

楽天LIFULL STAYは、本年は準備期間として、民泊物件の開拓に取り組み、2018年に予定されている住宅宿泊事業法の施行後のサービス開始に備える。

途家は、2011年に設立、その後６年で、70か国1100都市で50万件以上の民泊物件の登録にこぎつけ、中国最大級の民泊プラットフォームとして知られている。

今後、日本市場においては、掲載物件の増加に取り組むと同時に、日本のホストのニーズにあった管理システムの開発、民泊運営に必要な諸業務の代行業務などを通して、サポート体制を強化する考えだ。また、日本ならではの魅力ある施設の整備をも掲げており、今後は、格安航空会社（LCC）の就航都市やその周辺地域など、各地方自治体とのコラボを通して、地方の魅力発信とともに途家ハウスの展開などにも取り組む考えを示している。

（やまとごころ編集部）