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2018年熊本県観光統計 外国人延べ宿泊者数は25%増と好調

2020.01.10

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熊本県はこのほど、2018年の観光統計をまとめた。それによると、2018年の熊本県における延べ宿泊客数は約805万人だった。内訳は日本人が704万人、外国人が101万人でいずれも過去最高を記録した。前年比でみると、日本人客が0.7%減と微減するも、空路において香港からの国際線の定期化や韓国からの増便等により外国人客は25.4%増と好調な伸びを示し、全体としては前年比2%増となった。観光庁の調査によると、熊本県の外国人延べ宿泊客数101万人は全国で17位に当たる。外国人客が宿泊したエリアを県内の地域別にみると、熊本市に45万人、阿蘇地域に43万人となり、この2エリアで全体の87%を占めた。外国人宿泊客を国・地域別にみると、韓国が36.9%と最も多く、次いで台湾が24.5%、香港13.6%、中国12.3%、欧米豪は4.2%だった。

また、外国人観光客による観光消費額は401億円となり、日本人観光客による観光消費額2785億円と合わせると合計3186億円にのぼった。前年比でみると、外国人が60%増と大幅に伸びた一方で、日本人は5.3%減となり、全体では0.2%減とほぼ横ばいだった。外国人一人当たりの消費単価は宿泊の場合が3万7600円、日帰りの場合が7109円となり、いずれも日本人の消費単価の約1.4倍高かった。

(やまとごころ編集部)

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