インバウンドニュース
観光庁、観光産業強化への即戦力となる人材の確保に取り組む地域を募集
2020.02.19
観光庁は、宿泊施設間の協力による地域一体での人材の採用や労働環境の改善等の取り組みに対して費用負担支援を行い、他の地域の参考となるモデル事例を創出するための地域の募集を開始した。
観光産業を国の成長に資する基幹産業とし、さらに高いレベルの観光立国を目指すためには、観光産業の担い手を「観光産業をリードするトップレベルの経営人材」から「観光産業の中核を担う人材」、さらには「即戦力となる地域の実践的な観光人材」の3層構造による育成・強化が必要と考えている。今回の事業では、そのうち「即戦力となる地域の実践的な観光人材」に焦点をあて、地域一体となって人材を確保・育成を推し進めることを目的とした取り組みを応援する。
支援を受けることができるのは、旅館組合、観光協会や地域DMOなど、複数の旅館やホテルなどの宿泊施設が参加する団体で、宿泊施設単体は対象外となる。対象となる取り組みは、個々の宿泊施設ではなく地域一体で「人材の採用」及び「人材の定着」に関する取り組みの両方を実施するもの。ただし、この事業は国内人材の採用について支援を行うものであり、外国人材の採用については対象外となる。
採択は5地域程度を予定しており、募集期間は2月14日から3月6日正午まで。事業の実施期間は2021年3月19日までとしている。
(やまとごころ編集部)
編集部おすすめ関連記事:
関連インバウンドニュース
-
2025.05.09
行政自治体インバウンド担当者への意識調査、7割が「地域や組織内の理解不足」を課題に
-
2025.04.25
訪日外国人の鉄道利用、北陸・東北など地方5路線で2倍超の伸び
-
2025.04.23
自治体の観光施策 成果実感3割未満、データ活用と分析に課題
-
2025.04.18
Trip.com 2025年ランキング、日本の観光地が上位独占、春・紅葉に強み
-
2025.04.08
中国、韓国、台湾の訪日客の宿泊施設選び、最も重要視するポイントは?
-
2025.04.02
福岡市、デジタルノマド誘致で1.1億円の経済効果。2024年イベントに430人参加
-
2025.03.18
米TIME誌発表「世界で最も素晴らしい場所 2025」、佐渡の宿や京都ニンテンドーミュージアムなど選出
-
2025.03.14
旅館・ホテル市場の売上高、24年度は過去最高の5.5兆円の見込み。インバウンド獲得で前年度比「増収」は3割超え