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訪日客の誘致も見据え、室町時代の芸術家をテーマに活動する「雪舟サミット」ガーデンツーリズム登録へ
2020.03.10
日本各地の庭園に共通のテーマを持たせ連携させた観光ルートの創設が国土交通省によって進められている。外国人旅行客に人気のある日本庭園などをまとめ、制度化した通称「ガーデンツーリズム」はこれまで8つの庭園が登録されたが、今回新たに「雪舟サミット」が登録準備を進めている。
「雪舟サミット」とは、室町時代の日本を代表する芸術家、雪舟ゆかりの自治体が集い、雪舟に関連したまちづくりを目指し集まる会議。岡山県、島根県、広島県、山口県などの自治体が2年に1度、サミットを開き親睦を深めている。
雪舟は今年、生誕600周年を迎える。東京2020オリンピック・パラリンピックで日本の芸術・文化が一層注目されることも予想され、これを機会に本制度へ取り組み、9つめの庭園登録を目指すこととなった。
雪舟でつながる6つの自治体が協力し、雪舟が理想とした景観や世界観を再現する計画は「雪舟回廊」と名付けられた。「伝雪舟作の庭園」や絵画作品の鑑賞空間、生誕地や没地といったゆかりある土地を結びつけ、雪舟が見たであろう自然の美を追体験できる構成がされている。計画は提出されており、審査結果は4月に公表される予定だ。「北海道ガーデン街道」「ガーデンネックレス横浜」「富士・箱根・伊豆『皇室ゆかりの庭園』ツーリズム」など、今までに以下のような庭園が登録されている。
(やまとごころ編集部)
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