インバウンドニュース
タイにおける訪日旅行の発展に貢献した団体等を表彰「Japan Tourism Award in Thailand 2019」
2020.03.30
JNTOバンコク事務所は「Japan Tourism Award in Thailand 2019」として、2019年タイにおける訪日旅行の促進に貢献した旅行会社・メディア関係者等、個人を含む計51団体を表彰した。この賞は、訪日旅行市場の拡大に貢献した関係者を表彰することで、タイにおける訪日旅行の更なる機運醸成を図るとともに、タイからの訪日旅行者誘致に関心を持つ日本の関係者に向けて有益な情報を発信することを目指している。JNTOバンコク事務所の創設50周年を記念して2010年に創設したもので、今年で10回目。
トップエージェント賞、コンテンツ賞、特別賞の3つを設定しており、トップエージェント賞は訪日旅行商品を積極的に販売し多くのタイ人旅行者を日本に送客した旅行会社や、特色ある旅行商品の造成に熱心な旅行会社等を表彰する。今回は、高付加価値商品、格安ツアー、FIT商品、インセンティブツアーなどの旅行商品を販売するバンコクの旅行会社に加え、チェンマイやプーケットなど地方の旅行会社を含む計48団体に贈られた。
コンテンツ賞は、訪日旅行の魅力を積極的に発信した団体等を表彰するもので、今回は人気ブログのPai Kon dieow(パイコンディアオ)と、フリー情報誌DACO Thai(ダコタイ)の2団体に贈られた。パイコンディアオは、日本はもとより世界各地の様々な旅行情報を素敵な写真とともに発信している。2019年度は日本への取材回数を増やし、仙台のクリスロード商店街など特に東北について多くの記事を執筆。地方色豊かな観光地をアクセス情報等の詳細を含めた形で紹介し、東北旅行を計画しているタイ人にとって非常に有益な情報源となった。
またダコタイは、訪日旅行情報に興味のあるタイ人と同じ目線で書かれる記事として反響が大きく、紙媒体の訪日旅行情報誌として高い人気を誇る。アクセス情報も詳しく書かれており、訪日旅行の計画や、実際に日本を訪れるタイ人にとって有益な情報となっていることが評価された。また、誌面だけでなくオンライン上でも記事を掲載しており、より多くのタイ人に日本関連情報を発信できるよう工夫されていることが受賞の理由として挙げられている。
訪日旅行の促進に貢献した団体を表彰する特別賞は、YouTubeチャンネルBearhug(ベアハグ)に贈られた。ベアハグは現在320万人の登録者を持つ人気コンテンツで、2019年度は日本の観光地を紹介する番組を配信。視聴者と同じ目線で観光地を紹介していく様子は見る人の共感を呼び、再生回数は約100万回以上を誇る。特に北海道の食の魅力、広大な雪景色を臨む熱気球体験など冬のアクティビティーをテーマとした3種類の動画は、合計で再生回数600万回以上を記録し、特に若者層・初訪日層が北海道を訪れる機運の醸成に大きく貢献したことが挙げられている。
(やまとごころ編集部)
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