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脱プラ社会実現に向け、プラごみ削減宿泊プラン、志賀高原エリアで販売開始
2022.10.21
やまとごころ編集部長野県志賀高原エリアにおいて、宿泊施設の「プラスチックごみ削減」を目的とした宿泊プランを販売開始した。
現在、脱炭素につながる、脱プラスチック活動については、国をはじめ自治体や企業が積極的に取り組み、社会の関心が集まっている。2022年4月1日からは「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されており、宿泊事業者などは、歯ブラシ、カミソリ、ヘアブラシなどのプラスチック製品の提供量の削減が求められている。
宿泊プラン名は「マイボトルから始める脱プラスチック!ボトルへの1ドリンク付き&ホテルアメニティ無し」というプラン名で、プラスチックごみやペットボトルごみを減らす観点からアメニティの提供はなく、またマイボトル(タンブラー)を持参することで宿泊施設からドリンク補給サービスを受けることができるというもの。
10月14日から11月6日までの間、長野県志賀高原エリアにある志賀パークホテル、硯川ホテル、木戸池温泉ホテルの3施設が対象となっている。
今回の宿泊プランは、株式会社JTBと環境配慮型アプリサービスやシステムの開発・運用等を手掛ける株式会社フィルズの連携によるもの。「宿泊施設でドリンクを補給するサービス」については、脱プラスチック社会の実現に向けて、ドリンクやフードの“中身だけ”を買う・売ることができる新しいプラットフォーム「Fills」を活用する。
JTBとフィルズは、今回の連携を通じて、旅行の際はマイボトルを持参することを推進し、使い捨てプラスチックを削減し、新しい旅のカタチを提案する。また、志賀高原エリアの宿泊事業者との連携で、「アメニティ無し」と「宿泊施設でドリンクを補給するサービス」を組み合わせることで、「プラスチックごみ削減宿泊プラン」としてSDGsを応援していく。
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