インバウンドニュース
晴天の日が少ないというデメリットを活用、雨の日も観光を楽しめるプロジェクト 加賀市で始動
2023.01.13
やまとごころ編集部加賀市は1月10日より、市内の宿泊施設の宿泊者に対して、加賀温泉郷をイメージしたオリジナルデザインアンブレラ「加賀彩傘」(かがいろがさ)の無料貸出を開始した。金沢の南に位置する加賀温泉郷は、3つの温泉地と城下町、漁港、宿場町など、6つの地域からなり、異なる泉質や雰囲気を楽しめる温泉地だ。
北陸は1年を通して雨や雪が多く、1日の天気が変わりやすい。そこで、晴天の日が少ないというデメリットをメリットに変え、雨や雪の日でも気分が明るい気持ちで観光を楽しめるよう、「彩傘プロジェクト」が始動した。市観光交流機構が観光庁の補助金を活用して実施するプロジェクトで、「加賀彩傘」の無料貸出は、その第1弾だ。
貸し出されるのは、山代温泉の古総湯にあるステンドグラスをモチーフとした傘と、蛇の目傘風のデザインに加賀市から眺める霊峰白山と日本海がプリントされた傘の二種類で、利用者には「加賀彩傘」をSNSハッシュタグとしての発信を期待している。加賀温泉郷のサイト上では、神社の境内の樹齢2300年と言われる御神木や、明治時代の温泉共同浴場を復元した「古総湯」など、傘が映えるフォトスポットが紹介されている。
「加賀彩傘」をキーワードに、インフルエンサーや温泉郷事業者による発信を促し、加賀温泉郷内外から本事業の浸透と拡散を目指すという。
関連インバウンドニュース
-
2025.04.02
福岡市、デジタルノマド誘致で1.1億円の経済効果。2024年イベントに430人参加
-
2025.03.03
優良ガイドを評価し、高付加価値旅行業界の発展目指す「Guide of the Year 2025」発表、6名のガイドを表彰
-
2024.12.20
2023年の国際会議統計JNTOが発表。日本開催は前年比2.5倍、外国人参加者数は4倍に、対面式が回復
-
2024.12.03
「ワンピース」が熊本の訪日外国人増に大きく貢献、最大は宇土市で2019年度比7倍に ーナビタイムジャパン
-
2024.11.26
企業の人手不足を調査、正社員が足りない企業は半数超。飲食店、宿泊施設の不足率は緩和傾向に
-
2024.11.18
2024年のベスト・ツーリズム・ビレッジ発表、55地域認定。日本は鹿児島と山形の2地域が選出-UN Tourism
-
2024.11.01
中国10都市で安全安心に関する意識と要望を調査。訪日客の災害時の不安や対応方法が明らかに
-
2024.10.21
2024年「世界の持続可能な観光地トップ100」発表。7年連続の釜石含む5地域入選、3地域がシルバーアワード受賞