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訪日中国人の日本でのSNS利用状況、半数以上が1日1回投稿。一番人気のスポットは?

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訪日経験のある中国在住中国人を対象に、「日本旅行中のSNS発信に関する調査」をインタセクト・コミュニケーションズ株式会社が行い、その結果を発表した。2024年6月にメッセンジャーアプリ「WeChat」のアンケート機能を利用して実施した調査では、回答者数607人のうち訪日経験がある調査対象者は全体の52.4%(318人)だった。

「日本旅行の際に、SNSで旅行体験や口コミをどれくらいの頻度でシェアするか」という問いに、「毎日1回程度シェアする」としたのは29.2%(93人)で最多となった。次点は「毎日2回程度」で16.7%(53人)、「毎日3回以上、頻繁にシェア」は10.1%(32人)だった。総合すると、半数以上の旅行者が日本滞在中、1日1回以上、体験や口コミをシェアしている。

「2日に1回程度シェア」の17.3%(55人)、「旅行を通して1回だけシェア」とした21.1%(67人)を含めると、全体の94.3%(300人)がSNSで情報発信している。「シェアしない」としたのは5.7%(18人)だった。「旅行体験や口コミを主にシェアする媒体は」と聞くと、「WeChat」の機能「WeChatモーメンツ」が最多で、89.0%(283人)。他は「RED」51.3%(163人)、「抖音(ドウイン)」42.1%(134人)、「Weibo」が35.8%(114人)という結果で、シェア媒体はSNSが主流である。

「口コミを書こうとした時に対象の店舗や施設のページが見つからなかったことがあるか」という質問に、「よくある」と回答したのは18.2%、「たまにある」は60.7%で、合計すると78.9%(251人)となり、8割近くが投稿できなかった体験を持ち合わせている。

「SNS等でシェアするスポットは」と聞くと、「桜」が一番人気だった。桜を「よくシェアする」「たまにシェアする」人を合わせると94.6%(301人)で、全体の9割以上となった。「雪景色」や「川・海」などの日本の自然スポットも人気だ。「伝統的な街の風景」「近代的な街の風景」も上位に入っている。「アニメの聖地巡礼」「寺・神社」は上位に入らなかった。

「日本旅行中、シェアしたくなった感情は」(以下、『非常にあてはまる』『あてはまる』を合計)と聞くと、「綺麗、芸術的と感じた時」が92.1%(293人)で最多、「初めて見たと感じた時」も90.2%(287人)と、ポジティブな投稿に積極的な人が9割を越えている。一方、「嫌悪感を感じた時」というネガティブな感情を投稿するとしたのは、半数に満たなかった。

 

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