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インドネシアZ世代の訪日関心度や購買パターン調査、95%が日本旅行に興味あり。旅行予算金額は?

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顧客の声を活用したマーケティング事業を手掛ける株式会社Koeeruは、インドネシア人口の25%を占め、社会経済に大きな影響力があるZ世代に対し、訪日への興味やしたい体験、また普段の生活で商品購入する際の要因などについて調査し、その結果を発表した。

調査対象は20〜29歳の400名で、性別は男性336名(84%)、女性が64名(16%)。10月21〜22日の期間に、オンラインで実施された。また回答者の収入により3グループに分けた分析が行われ、内訳は低・中所得層54%、中・高所得層33.25%、高所得層12.75%となった。なお、それぞれのグループの月収基準は以下の通りだ。

低・中所得層:300万インドネシアルピア(約2万9000円)/月未満
中・高所得層:300万インドネシアルピア〜600万インドネシアルピア(約2万9000円~5万8000円)/月
高所得層: 600 万インドネシアルピア(約5万8000円)/月以上

 

訪日意向の高いインドネシアの若者

日本への訪日意向で「日本を訪問したことがあるか」と聞くと、低・中所得層8.33%、中・高所得層は23.31%、高所得層が60.78%となった。全体でみると約20%が訪日経験を持っていると回答した。また、訪日経験の有無にかかわらず、回答者の95.2%が「訪日に興味がある」としており、日本を旅行先とするポテンシャルが高いことがわかる。さらに、訪日経験者のうち再訪を希望する人は90.0%と高い割合だった。

▶日本への訪問率

日本で興味のある体験内容の1位は「桜・紅葉・雪など四季の自然」(55.92%)。次いで「日本食」(50.4%)、3位「有名観光地の訪問」(44.1%)と続く。僅差で4位は「日本のポップカルチャー」(43%)であり、今回の調査対象の大多数を占めるインドネシアの20代男性は、日本のアニメ、漫画、J-POPに興味を持っていることがわかる。

▶魅力的な旅行活動

日本訪問への懸念を聞くと、訪日経験者・未経験者ともに「言葉の壁」「費用」の割合が高い。安全性やビザの要件へ懸念を持つ人の割合は、訪日経験者の方が高いことがわかった。

▶日本訪問への懸念事項

 

インドネシアの若者は何にお金を掛けている?旅行の支出優先度は低いことが判明

支出で最も優先するカテゴリーは食品・飲料などの「日用品」で、7割近くが選択。「電気製品・テクノロジー」が次点で14.7%、旅行やファッションが下位で、優先度が低いことがわかった。

また、インドネシアの若者が旅行に割り当てる予算について聞くと、一人当たり2000万インドネシアルピア(約19万3000円)未満との回答が大多数を占める。所得水準と旅行予算には相関関係があり、低所得者層の場合は半数以上が、1000万インドネシアルピア(約9万6000円)未満と回答した。

▶旅行にあてる予算

普段の商品購入決定に重要視する要因を聞くと、全体の6割以上が「品質」「価格」と答えている。3番目は「オンラインレビュー」で、デジタルネイティブな彼らの行動パターンが伺える。「家族や友人の勧めで」は1割余りと少なく、「環境持続可能性」はわずか7.2%だった。

▶購入決定に影響する主な要因

購入時のチャネルを所得別にみると、全ての層で約半数がオンラインショッピングを活用している。高所得層では、実店舗やECサイト、SNSなどのあらゆる販売チャネルを活用する「オムニチャネル」の割合が高い。また、全ての所得層がアクセスしやすいECの重要性が高いことがわかった。

▶購入チャネル(オンラインまたはオフライン)

 

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