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ワールド・トラベル・アワーズ2024ファイナル、5年連続で世界一のデスティネーションに選出されたのは?

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2024年のワールド・トラベル・アワーズのグランドファイナルがこのほど、大西洋の真珠とも呼ばれる、ポルトガルのマデイラ島の中心都市フンシャルで開催され、大賞をはじめとする各カテゴリーの世界一が発表された。地域別、カテゴリー別のファイナリストの中から選ばれた受賞者の顔ぶれを紹介する。

なお、日本もノミネートされていた部門はあったものの、残念ながら受賞とはならなかった。

アジアではフィリピンやベトナム、航空会社は中東系が強く

大賞に当たる世界で最も魅力的なデスティネーションのカテゴリー「ワールド・リーディング・デスティネーション」では、モルディブが5年連続で受賞した(なお、以下、全てのカテゴリーの最初にワールド・リーディングがつくので省略する)。また、開催国ポルトガルの中世都市ブラガは、新興観光地のカテゴリー、「エマージング・ツーリスト・デスティネーション」のタイトルを獲得した。 このカテゴリーでは、沖縄の那覇もノミネートされていた。

アジアからの主な受賞者を見てみると、「ビジネス・トラベル・デスティネーション」に香港、「シティ・デスティネーション」にフィリピンのマニラ、「ダイブ・デスティネーション」には手つかずのサンゴ礁があるフィリピン、「ヘリテージ・デスティネーション」にベトナム、「ネイチャー・アイランド・デスティネーション」にベトナムのフーコック島、「タウン・デスティネーション」にベトナムのタムダオ(日本からは、白川郷がノミネート)、「ロマンティック・デスティネーション」にインドネシアのバリなどだった。

航空会社は中東拠点のエアラインが強く、カタール航空(「エアライン」「ビジネスクラス」)、エティハド航空(「エコノミークラス」「カスタマーエクスペリエンス」「ラウンジ・ファーストクラス」)、エミレーツ航空(「ファーストクラス」「エアライン・ブランド」)が受賞している。全日空と日本航空がノミネートされていた「カルチュラル・エアライン」はベトナム航空が受賞した。

また、サントリーの白州蒸溜所がノミネートされていた「ウィスキー蒸留所ツアー」はスコットランドのシングルトン・グレンオード蒸留所、東京ディズニーリゾートがノミネートされていた「テーマパークリゾート」はフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドが受賞している。

アジア部門最優秀賞の受賞者についてはこちら

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