インバウンドニュース
TICが丸の内に開設。より利便性を高め、日本の観光ゲートウェイに!
2011.12.27
出典:やまとごころ.jp
三菱地所は、JNTOから受託したツーリスト・インフォメーション・センター(TIC)を丸の内に開設。当施設は、2012年1月2日から営業を開始し、外国人旅行者向けに、日本全国の観光情報を提供する。
TICは、商業施設とビジネス街で賑わう丸の内に位置し、以前の有楽町から利便性を高めた。丸の内の再開発は、近年盛んに行われ、オフィス街を中心に商業施設や美術館が建ち並ぶ。その高級ブランド店やレストランが軒を連ねる石畳の仲通りに面し、エントランスの白い壁や内装など、デザイン性にも工夫がされている。
TICの2階にあるmarunouchi cafe SEEKは、旅行者が自由に利用できるフリースペースとして解放され、無料PCやwifiも完備。暖色系の照明やクラシックな木目模様のテーブル(プラグイン付き)が設置され、116㎡のスペースはゆったりと落ち着き、旅行者が快適に過ごしてもらえる空間だ。書棚には日本文化についての書籍も充実。
ギャラリースペースもあり、初回(1月2日~3月30日)は、福島県の書道家、千葉清藍さんの作品が展示。また壁に張られた福島県内各地の写真を自由に取り外すことができ、それを1階のカウンターに持って行くと、その場で写真をもとに検索をしてもらえる。旅行者はユニークな方法で福島県内の観光情報も収集できる。
このような取り組みが、外国人に福島県の原発事故に対する不安や誤解を取り除くきっかけになってもらえればと担当者。
cafeでは、落語やお茶など日本の伝統文化や芸術、食に関連する体験型ワークショップを予定している。ターゲットは丸の内周辺の就業者向だが、今後は英語で対応し、外国人にも楽しんでもらえるスペースを目指す。
日本政府観光局の松山良一理事長は、当施設のモデルコンセプトを全国300カ所以上あるJNTOの認定観光案内所にも広めてゆく考えだ。これまでの有楽町の観光案内所(昨年の利用者数2万6,700人)の30%増を目標としている。
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