インバウンドニュース

2014年2月、一般社団法人日本インバウンド教育協会発足!

2014.02.26

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出典:やまとごころ

今月、一般社団法人日本インバウンド教育協会が発足した。インバウンド観光の特性を理解し、日本の魅力を発信する国際観光人材の育成を目指すという。

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催が決定、和食のユネスコ無形文化遺産認定、そして、訪日外国人1,000万人突破など、2013年は日本や観光に関するビッグニュースが相次ぎ、日本への注目が一層高まっている。

しかしながら、日本のインバウンドの数は、先進諸国の中と比べるとまだ少なく、市場は発展途上の段階である。また、訪日外国人を受け入れにあたっても、言語対応や関わる人々の意識面も含めて、十分な態勢が整っているとはいえない。

そうした中、国際理解、国際協力、および、国際平和の教育を基盤に相互の理解を深め、相互の違い認め尊重しあう「教育」こそが、今後の日本の発展は不可欠であるという考えのもと、本年2月、一般社団法人日本インバウンド教育協会が発足した(理事・発起人:神戸夙川大学観光文化学部・小野田金司学部長、(株)ジャパンインバウンドソリューションズ・中村好明代表取締役、一般社団法人生涯学種認定機構・前田出代表理事)。

同協会では、インバウンドの重要性やホスピタリティなど基本的な考え方を理解した上で、日本の魅力や文化・産業など国内外に発信できる人材の育成を目的に、観光教育プログラムや教材の開発などに取り組む。そうしたコンテンツを活用した教育を通して、直接的にインバウンドに関わる企業や自治体などの担当者だけでなく、企業や自治体、さらに、地域住民といったすべての方を対象にインバウンドへの理解を促進し、オールジャパンで日本の魅力を発信し、心からの外国人をおもてなしする意識の啓発を目標としている。

なかでも、地域住民に対しては、本教育を生涯学習という位置づけで、継続的に学習の場が提供されることは注目である。

やまとごころも、インバウンド市場の一層の発展のために、その重要性など基本を正しく理解し、取り組む人材の育成が最重要と考えており、今後、同協会の設立趣旨に賛同し、その活動に支援をしていく。

3月6日には、こうした事業について報告と同協会の発足を記念したシンポジウム「インバウンド観光の未来のために!」が神戸にて開催される。

 

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