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ペイパルが再上場、今後は訪日観光にも役立つ決済サービスを展開

2015.07.29

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出典:やまとごころjp

今月20日、カリフォルニア州、サンノゼでペイパルは、「eBay」からの分社手続が完了した。
これによりペイパルは、独立した公開会社としてNASDAQへの再上場。

「お金のデジタル化が加速度的に進むこの業界において、ペイパルは独立した一企業として、消費者やマーチャントの皆様のために果たすべき役割はまだ多くあると考えています。」とペイパル プレジデント&CEOのダン・シュールマンはコメントした。

ペイパルは、2014年に2350億ドルの決済を処理し、収益は80億ドルを超えている。世界における203の市場において、1.69億人を超えるアクティブユーザーを有しているという。

今後は、決済手段やテクノロジーに依存しない決済サービスとして、オンライン、モバイル上だけでなく、リアル店舗においても、新しい価値を提供していく。

ペイパルを活用したビジネスチャンスが、日本には3つあるという。一つは、中小企業のためのツールだ。二つ目は、スタートアップの台頭、次世代リテールの創造、モバイル対応だ。三つ目は、急増する訪日観光での決済だ。北海道のルスツリゾートと決済サービスの提携をするなど、ペイパルでの支払い可能施設が増えていきそうだ。

訪日客が、帰国後も気に入った日本の商品を個人輸入するなど、クールジャパンECのグローバルスタンダード化が見込まれる。パイパルは、「安心・安全」の証というブランドを構築し、グローバルな決済サービスを発展させつつある。

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