インバウンドニュース
★訪日客増で進化する空港の取り組み
2017.12.05
年末までに2800万人を超える訪日客が予測されているが、国内の空港では利用者が増加している現状を受け、様々な取り組みを行っている。
今年度上半期(4〜9月)の旅客総数が、前年同期比約10%増の1412万人で過去最高を更新した西の玄関、関西国際空港。国際線の旅客数は1059万人で、上半期として初めて1000万人を超え、このうち外国人客は約17%増の725万人だった。また、発表されたばかりの10月の外国人利用者数は、前年比27%増の128万人となり、引き続き好調に推移している。
ウェブサイトのリューアル@関空
12月1日には利用者の使い勝手をさらに向上させたWEBサイトのリニューアルも行なった。スマホ利用者の急増に対応して、画面サイズを最適化する「レスポンシブデザイン」を採用。インバウンド旅客向けの総合情報ページを新設し、5 言語(日本語、英語、韓国語、中国語[簡体・繁体])による対応ページを増加させた。
顔認証ゲート導入@羽田
一方、羽田空港では10月から「顔認証ゲート」を導入している。これは、日本人を対象としたものだが、日本人の出国・帰国手続きを合理化することで、外国人の審査により多くの入国審査官を充てることができるというもの。この取り組みは今後、他空港へも導入されるという。
税関・入管24時間体制へ@新千歳
ウィンターシーズンに訪日客の利用が伸びる新千歳空港では、12月から税関と入管の職員を24時間常駐させることになった。現在、国際線では深夜・早朝時間帯に定期便の発着はないが、機材の故障やチャーター便の発着などがある場合、これまで職員は残業で対応していた。国内線では1日当たり30枠ある深夜・早朝便だが、今後は国際線でも同時間帯の増便が予想されている。
(やまとごころ編集部)
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