インバウンドニュース
★アジア5カ国の会員に聞いた訪日旅行計画「どこに誰と行く」 —FUN!JAPAN調査
2018.11.08
アジアでNo.1規模の日本好きコミュニティサイト「FUN! JAPAN」を運営する株式会社Fun Japan Communicationsが、日本への関心が高い5カ国である香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイの数十万人の会員の旅行事情について調査した。
訪日旅行リピーターの多い香港と台湾では日本について「よく知っている」と答えた人が多かった。特に香港は、関東・関西について80%以上、北海道・中部・九州・沖縄について70%が「よく知っている」と回答。一方、インドネシアとマレーシアは関東・関西を除いたエリアについて「よく知らない」が過半数が答えたが、中華圏からの訪日客に人気のエリアのため、これからのプロモーション次第で知名度が上がると思われる。
訪れたいエリアの一番人気は北海道で、5カ国全てにおいて60%以上が「訪れたい」と回答している。初夏のラベンダー畑や冬景色など北海道の自然や、海の幸などの食、スキーなどの冬のスポーツが大きな魅力のようだ。
訪日時の旅行者数では、香港の50%が「配偶者やカップルの2人旅」と答えた。「1人で訪日する」という人は香港22.7%、台湾で23.4%と高い数値で、リピーターになるとひとり旅の確率が増えるという観光庁のデータを裏付ける形となった。
インドネシア・タイ・マレーシアは「親族との3-5人旅」が50%で、12月の学校の長期休みを利用し、1年に1度の家族イベントとして楽しむことが多いようだ。
訪日予定を聞くと、「日本を訪れる予定があり、旅先も決まっている」と答えた人がもっとも多かったのは香港で56.2%、台湾・タイも40%台だった。しかし同じ質問に対しインドネシアは27.7%、マレーシアが35.5%と少なかった。
「日本を訪れたくない」と答えた人は、どの国もわずか0.5%未満にとどまった。
(やまとごころ編集部)
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