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阪神電車、訪日外国人の利用増加を受けて、車内の多言語自動放送などインバウンド施策を推進

2019.03.25

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阪神電鉄は、3月20日から訪日外国人の利用増加が著しい阪神なんば線を中心に、車内での多言語自動放送を実施した。対象車両は阪神なんば線で運行している1000系、9000系車両、阪神線に乗り入れている近鉄車両で、車掌がタブレット端末を操作することにより多言語による自動放送を行う。対応言語は日本語と英語で、一部では中国語、韓国語にも対応する。異常時の案内の一部も多言語化し、車内と駅構内で放送する。

また、訪日客がよく利用する駅では、2018年9月より駅係員とのコミュニケーションツールとして、日本語、英語、中国語、韓国語に対応の翻訳アプリを搭載したタブレット端末や翻訳専用端末を導入している。導入駅は、梅田、尼崎、甲子園、魚崎、御影、神戸三宮、高速神戸、新開地、桜川、九条、西九条で、列車や観光、異常時の案内などから、忘れ物の問い合わせにも活躍しているという。

梅田、西九条、神戸三宮の各駅には、10カ国語でのモニター表示と、日本語と英語での音声ガイダンス機能つきの外貨両替機を設置、神戸三宮駅を除いては始発から終電まで利用が可能。取扱通貨は、USドル、ユーロ、UKポンド、豪ドル、香港ドル、中国人民元、韓国ウォン、新台湾ドル、シンガポールドル、タイバーツ、インドネシアルピア、マレーシアリンギットの12通貨だ。阪神電鉄では、これらのサービス導入により、近年増加する訪日外国人乗客の駅や列車の利用便宜を向上していく考え。

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(やまとごころ編集部)

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