インバウンドニュース
千葉県いすみ市をモデル事例にONSEN・ガストロノミーツーリズムの普及を狙い、4者が連携協定を締結
2019.05.27
温泉や食などの地域特有の観光資源と、地元の人材を最大限に生かす新しい旅行体験「ONSEN・ガストロノミーツーリズム」で、千葉県いすみ市をモデル事例としてインバウンド観光振興を図る連携協定が締結された。
一般社団法人ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構とその事務局を担うANA総合研究所、otomo株式会社、千葉県いすみ市の4者によるもので、温泉地を滞在型・体験型観光の宿泊拠点と捉え、さらなる温泉地の魅力を引き出す。欧米を中心に世界各国で普及している地域の食文化とその背景に触れる「ガストロノミーツーリズム」を、日本の「温泉」と合体させた新たな旅のスタイルを、外国人観光客向けに発信していく。
2016年に発足した一般社団法人ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構は、地域の温泉とグルメ、歴史や文化を体験する「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」を全国で開催し、観光庁のテーマ別観光による地方誘客事業に選定されている。過去2回、このウォーキングイベントを開催し好評だったいすみ市の協力のもと、インバウンド向けのプライベートツアーサービスを展開する「otomo」の仕組みを利用して運営する考えだ。
今回は全国初の試みとして、いすみ市をモデル事例とし年中いつでも訪れて楽しめる「ONSEN・ガストロノミーツーリズム」ツアープランを造成提供し、外国人旅行者へプロモーションを行う。それとともに、ガイド活動希望者や観光施設に対し、外国人旅行者対応の基礎知識やスキルの習得を促す「インバウンドガイド講座」を開催し、地域の人材活躍も狙っていく。
(やまとごころ編集部)
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