インバウンドニュース
イベントの安全な再開に向け、新型コロナウイルス抗原検査 事業者向け出張サービスJTBが提供
2021.10.28
新型コロナウイルスの感染拡大は日常生活にさまざまな制約を課し、事業者の経済活動にも深刻な影響を与えている。各種感染対策の中でも、陽性者を早期に特定し、感染拡大防止を図る取り組みは、人が集まるイベントを安全に開催したい主催者、従業員や取引先、顧客の健康と安全を守りたい企業などにとって重要であり、今後ニーズが広がっていくと予想されている。
そんな中、株式会社JTB、富士フイルムメディカル株式会社と医療法人社団プラタナスの3社は、新型コロナウイルスの抗原検査出張サービス事業において協業する。東京・神奈川・千葉・埼玉併せて4都県の事業者を対象としたサービスの提供を、25日より開始することを発表した。
当サービスは、4都県の事業者の希望する場所で利用が可能で、抗原検査キットなどの医療資材、検査を行う医療従事者など検査に必要な環境をまとめて提供する。申し込みをすると、希望日時・場所に医療従事者が訪問し、問診、鼻腔検体を自己採取し提出したのち、検査が行われる。検査場所は屋内だけでなく、新型コロナウイルス抗原検査車を利用し、屋外に設営することも可能だ。検体採取後、試薬に検体を滴下してから約15分で結果を得ることができ、検査結果が陽性の際にはすみやかに、陰性の際は、全ての検査終了後にまとめて検査結果を事業者に報告する。
今回の協業においては、各種イベントの運営や企業の業務受託のエキスパートである旅行業者JTBが顧客事業者に感染症対策として、サービスを紹介する。富士フイルムメディカルは富士フイルム独自の高感度検出技術を応用し、少ないウイルス量での検出が可能な新型コロナウイルス抗原検査キットと感染症検査装置を提供し、プラタナスは、本サービスの利用を希望する事業者と「抗原検査出張サービス契約」を締結した上で、サービスの提供および検査業務を行っていく。
3社は、感染者数の減少が見られる今だからこそ、感染の再拡大を防ぐために抗原検査の活用が必要と考え、当サービスを広く展開し、経済活動の推進と新型コロナウイルス感染症拡大防止の両立に貢献していくとしている。
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