出典：やまとごころ.jp

１月23日、日本インバウンド・メディア・コンソーシアム（JIMC）の設立総会・記者発表会が都内のホテルで行われた。
多くの外国人に日本を訪れてもらい、日本を好きになってもらうため、インバウンド・メディアを発行する会社が連携し、これまで以上に質の高い情報を発信していくことを目的に、立ち上げられた。設立は5社からスタートし、今後はインバウンドに関連するメディアを正会員として募り、さらにインバウンドに関連する会社も賛助会員として募集する予定だ。現在は任意団体であるが、法人組織として整えることを視野に入れた活動をしていく。

設立メンバーは、株式会社ファイネックッス、株式会社ダイヤモンド・ビッグ社、インフィニティ・コミュニケーションズ株式会社、株式会社角川マガジンズ、株式会社チャイナ・インベストメント・マネジメントの5社。外国語フリーペーパー、現地でのガイドブックなど、合計すると年間のべ750万部となり、共同プロモーション記事やイベントの実施など、それぞれの強みを持ち寄ったシナジー効果が期待できる。

現在、実際に存在する外国語のフリーペーパーのなかには、1号のみで消えてしまい内容も間違っているなど、外国人ユーザーへ日本のマイナスイメージを持たせてしまう懸念があると理事長の桑原信彦氏。情報を受ける側の不利益にならないことをするのは、メディアの責任と役割であると断言。そのために、正会員が管理会社となり、自主的に品質の向上を果たしていく。倫理綱領をつくり、品質の厳しい基準を持つこと、セミナーや研修会をして会員のレベルアップなど、結果としてJIMCに参加するメディアであることは、信頼が置ける媒体という認証を目指す。

昨年は、震災の影響で大幅に訪日観光が減ったが、この春節は回復している。今後の訪日観光を盛り上げていくためにも、正確な情報が必要とされ、連携したプロモーションなどJIMCの役割は大きい。

JIMC事務局の連絡先
東京都港区南青山3-5-2　南青山第一韮澤ビル3F
インフィニティ・コミュニケーションズ内
TEL:　03-6438-0737
HP:　 http://www.jimc.gr.jp/