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日本の国立公園の独自性は、人と自然との共生

2015.03.05

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出典:やまとごころ.jp

インバウンドにおける国立公園の可能性について考えるワークショップが、3月3日、東京で開催された。
日本の自然は、海外からも注目されている。
前半は、国立公園の概要とインバウンドの調査事業の中間報告がなされ、後半は参加者がグループに分かれ議論された。

今回の主催者である環境省の自然ふれあい推進室長の中野文子氏が、全国31箇所ある国立公園を軸に、保護活動、アクティビティでの利用など、現状について報告。

実際に九州と日光でモニターツアーを実施し、感度の高い在日外国人を招いた。
海外の国立公園は、圧倒的なスケールの自然環境が多く、人々の暮らしの領域が分かれている。一方、日本の特徴は、自然と暮らしの融合・共生が特徴だ。そのような特徴ある商品が不在であることが課題としてあがっていた。
自然と精神性、食、温泉、伝統芸能など、日本ならでの国立公園のアピールポイントを明確にすべきとの意見もあった。

地域のキーマンやガイドなど、ノウハウをいかに蓄積していくかなど、具体的な体制づくり、維持管理も課題として残った。

 

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