インバウンドニュース
★東京メトロ、新券売機を導入 外国人観光客を念頭に駅検索や購入手順をわかりやすく改善
2018.03.01
東京メトロは、訪日外国人を含む、東京メトロの利用に不慣れな旅行者が簡単に切符を購入できる新型券売機を導入する。3月27日から銀座線上野駅をはじめとして、旅客の利用が多い69駅に順次導入していく。
主な特徴は「多言語対応」「駅・路線の検索機能」「大型画面」「初期画面ですぐ購入できるデザイン」である。
1・多言語対応
日本語のほか、英語、中国語、韓国語、タイ語、フランス語、スペイン語の7か国語に対応している。中国語は繁体字と簡体字の2種類に対応している。
2・駅や路線の検索機能
新型券売機は画面上で目的の駅を「路線図から検索」「観光スポットで探す」、駅ナンバーの「ナンバリングで探す」、「駅名を入力し、予測変換候補から見つける」の4つの方法で検索できる。
目的の駅がわからず、券売機の頭上に掲示されている路線図を見ながらとまどっている旅行者が多かったことから、この検索機能が役立つと思われる。
なお、駅名入力は中国語のピンイン入力にも対応している。(下: ピンイン入力画面のイメージ図)
3・大型画面
画面は21.5インチと32インチの2種類があり、32インチはグループ客が多い上野駅・浅草駅・銀座駅に設置される。
これは、切符購入が不慣れでグループ全員が券売機を囲み、会話をしながら課題を解決する場面が多く見られたためと考えられる。
4・初期画面ですぐ購入できる
最初の画面に「170円切符」など金額ボタンを追加し、運賃がわかればすぐ購入できるようにした。「運賃はわかるのに機械の操作がわからず購入にとまどう」場面が減ると期待される。
新型券売機は銀座線上野駅を皮切りに、浅草駅や銀座駅など旅行者が多い69駅に順次導入予定。他社も含め、券売機改善に引き続き注目したい。
(やまとごころ編集部)
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