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アジア7カ国において訪日旅行に欠かせない鉄道パスは?旅マエの詳細情報がカギに—FUN! JAPAN調べ

2019.12.17

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訪日客向けの鉄道パスは様々な種類が出回っており、インバウンド客の増加に伴って需要も高まると考えられている。日本好きのコミュニティサイトを運営するFUN!JAPANが、訪日リピーターが多い7カ国、台湾・香港・タイ・マレーシア・インドネシア・ベトナム・インドにおける認知度や使用度が高い鉄道パスについて調査した。

鉄道パスで1位になったのは「JAPAN RAIL PASS」で、認知度で最も割合の低いベトナムでも28%、高い割合のタイでは79%となっており、7カ国全てにおいて「知っている」または「使ったことがある」と答えた人が多かった。次点は「Tokyo Metro 1-Day Open Tickets」と「Osaka Amazing Pass」で、大都市圏を遊び尽くすことができる複合パスが人気。「JR EAST PASS」と「JR-WEST RAIL PASS」もランクインしたが、特に訪日リピーターが多く、福岡や別府温泉のある九州が人気となっている台湾や香港では「JR KYUSHU RAIL PASS」の認知度も高かった。

JR発売のパスはリピート率が高く、未利用者も「利用したい」意向が強い。他の会社が発売するパスは、未利用者の「利用したい」意向は低めであり「使ってみないと良さがわからない」と感じているようだ。重要視する点は「旅行の総額が安くなる」「購入前に鉄道パスについての詳細な情報がわかる」の2点。また「購入した場合、しなかった場合」を計算比較している人が大多数で、リーズナブルさを旅マエの段階でアピールすることが大切だとしている。パスに関する情報入手の方法を聞いたところ、「日本の情報発信サイト」および「旅行関連ブログ」が圧倒的に多く、広告色のない第三者の意見を尊重していることが伺えた。

(やまとごころ編集部)

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