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Airbnb、世界で最も風変わりな宿のアイデア募集、採択の100件に各1300万円の資金提供

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Airbnbが、世界で最も風変わりな泊まって楽しい宿泊施設のアイデアを募り、開発するリスティング基金を6月23日、発足した。世界中から創造的で型破りな宿の構想を募集し、選出された100件に対し、アイデア実現に向けた支援金として各10万ドル(約1300万円)を提供するというもの。開発基金は合計で100万ドル(約13億円)という大規模なプロジェクトだ。

宿泊施設空間の「最高に風変わりなアイデア」は、独創性、実現可能性、宿泊施設としてゲストに提供する体験、持続可能性などが審査の基準になる。Airbnbの共同創業者でCEOであり、美術大学出身の工業デザイナーであったブライアン・チェスキー氏が熱意を持って取り組むプロジェクトだ。世界中の3万件を超えるユニークなリスティングが2021年に追加されたなか、特に奇抜なリスティングを紹介するカテゴリ「スゴイ!」は、宿自体が旅の目的となるようなユニークな宿泊施設が詰まっており、検索率がトップクラスとなっている。今回の応募作品は、100才になるファッションアイコンの女性、日本人建築家の高田浩一、「スゴイ!」宿泊施設の敏腕クリエイターなどが審査する。

これまでの「スゴイ!」で人気を集める施設は、泊まるだけで非現実的な体験ができる巨大なジャガイモやUFO、ブーツなどで、旅のメインイベントとして世界中から集客している。パンデミックを経て、仕事場や普段の生活に柔軟さが求められるライフスタイルの変化により、ユニークなリスティングに一層注目が集まっているそうだ。「スゴイ!」リスティング開発基金応募は、日本時間の7月23日、午後12時59分まで。来年にはこれらのアイデアから生まれた実際の宿がぞくぞく竣工し、リスティングに載る予定となっている。

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