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順調に回復する世界のビジネストラベル需要、夏にはレジャー旅行を上回る予測

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スペインを本拠にする旅行調査会社ForwardKeysが、夏の航空券の予約データに関するレポートを発表した。それによると、7月には世界のビジネストラベルの回復がレジャートラベルを上回ることが明らかになった。3月の同レポートでは、レジャートラベルに遅れをとりながらも、ビジネストラベルも順調に回復を続けていると報じたが、すでに回復を遂げたヨーロッパ域内に加え、アジア地域での需要増加が回復を推進しているようだ。
(図版出典:ForwardKeys)

 

7月にはビジネストラベルがレジャーを上回る

ForwardKeysのインサイト部門長のオリビエ・ポンティ氏によると、「COVID-19の流行期間中、ビジネストラベルのフライト予約はレジャートラベルよりも回復が遅れていた。現在もその状態は続いているものの、それが今後、変わりそうな気配だ」という。

下のグラフにあるように、5月30日時点の7月の予約状況を見ると、2019年の水準に対してビジネスフライトの予約は14%減、レジャーは16%減と、ビジネストラベルの回復がレジャーの回復を上回っている。

▶︎ビジネストラベルとレジャートラベルの回復状況
 (2022年1月〜2023年12月:2019年比)

 ビジネストラベル=ブルー レジャートラベル=オレンジ

 

さらに、9月のビジネストラベル予約は2019年に比べてわずか1%減まで回復しているのに対し、レジャーは8%減と遅れていることから、秋にはその差が広がると思われる。

「夏休みの予約が直前になって急増すれば、レジャーが回復をリードする傾向が続く可能性も考えられるが、ホテルや航空券の価格を含むインフレ率の上昇から、その可能性は低いだろう」とポンティ氏は付け加えた。

 

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