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★点在する都市間を線でつなぎ、日本海側の活性化を目指す「日本海縦断観光ルート・プロジェクト」を開始

2017.09.26

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高速バスの運行などを手掛けるWILLER株式会社は、新潟市・敦賀市・舞鶴市・豊岡市の4市と共同で「日本海縦断観光ルート・プロジェクト」を開始する。

これは、観光による交流人口を増やし、日本海地域の経済を発展させることを目的としている。
日本海沿線は、古くから大陸との文化交流が活発で、北前船の拠点として生まれた文化や歴史、海の幸を中心とした豊かな食、自然の景色など魅力的な観光資源がたくさんあるが、それらの観光地が連携するにあたってのテーマがなく、かつ観光地同士をつなぐ交通の整備も遅れていることが課題。

現在、新潟から兵庫県豊岡市にかけての日本海沿線には、年間延べ約9870万人の旅行者が訪れていると推測できるが、観光客の多くは、太平洋側から日本海側へ移動し、短期の滞在を楽しんだ後、すぐに太平洋側へ戻る、という移動経路をとっている。

本プロジェクトを通して、これまで点で存在していた日本海沿線の都市間を円滑で移動できるように整備し、都市同士を線でつなげていく。

また、プロジェクトの目的達成に向けて、観光商品を造成し発信していくための情報プラットフォーム、それらを実践する人材育成や情報共有のプラットフォーム、また、都市間の移動を円滑に進めるための観光交通プラットフォームの3つを構築していく。

今後は、WILLERと4市が中心となって、勉強会を開催し、関連団体のプロジェクト参加を呼び掛け、2018年初頭には協議会を設立、2018年4月めどに、ツアー商品の造成と販売を行っていく考えだ。

 (やまとごころ編集部)

 

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