インバウンドニュース
米旅行誌コンデナスト・トラベラー、宿泊施設リスト「Gold List 2023」発表。星のや京都日本から唯一の選出
2022.12.23
やまとごころ編集部米国大手旅行専門誌「コンデナスト・トラベラー(Condé Nast Traveler)」はこのほど、旅行業界で権威のあるランキングの一つと言われる「Gold List」の第29回目の顔ぶれを発表した。その中で、星野リゾートが運営する京都は嵐山にある「星のや京都」が、2015年、2016年、2017年に続き4度目の、また、日本国内唯一の選出となった。
コンデナスト・トラベラーのGold Listとは、全世界からベストホテルとして選ばれた宿泊施設のリストで、アジアからは他にマレーシアのザ・ダダイ・ランカウイ、インドのオベロイ・ウダイヴィラス、インドネシアのニヒ・スンバなど11軒が選ばれている。
コンデナスト・トラベラーで星のや京都を紹介する記事は、4年ぶりに訪れたという日本在住の英国人ライターが担当。「専用の船で川を行くと、木の桟橋ではスタッフがお辞儀をして迎えてくれる馴染みの光景。人里離れ、静謐で、紛れもない癒しを提供する、モダンラグジュアリーな旅館スタイルのホテル。五重塔の前で着物姿でセルフィーを撮る人々の喧騒から離れ、開業以来、寺院疲れを癒すのに最適な場所となっている」と書いた。
「水辺の私邸で時を忘れる」をコンセプトに掲げる星のや京都は、2009年12月に京都市西京区嵐山にオープンした全25室の旅館で、築100年の趣や伝統の意匠を活かしながら、現代の快適性を追求した客室や斬新で遊び心のある庭園に加え、日本の美意識に触れる京文化体験、嵐峡の情景を映した滋味豊かな会席料理などが高く評価された。
これまでも、2015年から2017年までコンデナスト・トラベラーの「Conde Nast Traveler Gold list Our Favorite Hotels in the World」を受賞しているほか、2011年と2012年にはミシュランガイドの五つ星「5パビリオン」旅館部門を、2013年から2021年は9年連続で五つ星以上の評価である「5レッドパビリオン」を受賞している。
関連インバウンドニュース
2024.04.30
旅館・ホテルの2024年3月景気動向調査、6割近くが稼働率「上昇」と回答。販売単価高止まり
2024.04.23
星野リゾート 廃油を持続可能な航空燃料SAFへ再資源化、OMO関西空港から
2024.04.08
2024年3月国内景気、インバウンド消費や旅行・観光産業が好材料で3カ月ぶり改善。今後も緩やかに上昇と予測
2024.04.02
外国人労働者初の200万人超え、飲食、宿泊業などで高い雇用意欲。課題は語学やコミュニケーション
2024.02.20
民泊・アパートメントホテルの2023年予約動向、インバウンドは家族旅行が4割。韓国に次いで米国が2位に
2024.02.07
2024年JAPAN TRAVEL AWARDS発表、10地域、企業が受賞。グランプリはバリアフリーな体験を提供するゼログラヴィティ
2023.11.17
2023年10月期の旅館・ホテル業界収益、6割が「増収」訪日客増により急激な回復基調。人手不足解消がカギに
2023.10.16
2024年旅のトレンド予測、一度に複数楽しめる「貪欲な旅」に注目 ー星野リゾート