開催日時

2024年3月27日 (水) 14:00～15:00

概要

発足から数年経過して結果を求められるDMOが増えてきました。地域の多様な関係者を巻き込みつつ、観光地域づくりの司令塔となるべきDMOに必要な武器は、データをもとに論理的に実証を進める科学的なアプローチ、すなわちデータマーケティングです。
しかしながら、そのデータをうまく使えているDMOはまだまだ少ない現状です。
具体的には、データ分析を意思決定に必要な材料として戦略や経営に反映することが出来ていない、というところに皆さんも悩んでいませんか？
そこで本セミナーでは、これまでに数多くの地域でデータ活用の課題に直面してきた清永氏に、地域で陥りがちな失敗事例などを踏まえて、データ活用の取り組み方を紹介頂きます。
また一方で、データ活用を可能にする技術を提供してシステム開発を行うSIer（エスアイヤー：ITシステムの開発・構築や導入を行う会社）の存在に着目しました。そうした企業とうまく連携して、地域の悩みを掘り下げ、技術で解決できるかどうか一緒に考えていく機会にできればと、SIer大手、TIS株式会社の担当者を交えて、地域が求める技術やツールを検討していきます。

TISはクレジットカードの基幹システム開発で国内市場シェア約50％、決済サービスを通じて培ってきた技術を活かし新たな課題の解決を進めています。

また、新規事業として、XR技術を活用した360度実写観光メタバースとして、「BURALIT」(ブラリト)というアプリの展開も行っています。本セミナーでは、これから日本経済を牽引していく観光業でのニーズを捉えるために、参加される皆さまの声をお聞きしながら、地域の未来に必要なDXの技術を一緒に探っていきます。

対象

DMO、観光協会、自治体、観光事業者

こんな方におすすめ

・多様な関係者の合意形成に悩んでいる方
・結果を出すことに焦りを感じているDMO担当者
・地域の人口・雇用減少、マネタイズなどの課題解決に取り組んでいる方

プログラム

・DMOの課題解決とDX導入の考え方、失敗事例
・多様な関係者の合意形成に必要な技術をSIerは提供できるか
・地域の課題解決に向けたゴール設定とそのプロセスの検証にIT技術をどう利用するか

登壇者

株式会社サービスマーケティング
代表取締役
清永 治慶 氏

鹿児島県出身。慶応義塾大学商学部卒。サントリー勤務後、家業の生鮮スーパーおよび飲食店を経営。その後、長年業績不振に陥るスキー業界にて、10か所以上のスキー場施設に携わり経営を改善、黒字化。消費行動を分析することによって、民間や第三セクター企業のホスピタリティやサービス向上に尽力。2018年観光庁登録観光DMOの（一社）佐渡観光交流機構の専務理事。２０２１年３月退任後は現在佐渡市総合戦略アドバイザー、愛媛県今治あきない商社顧問（地域商社立ち上げとふるさと納税の財源化）、姫路市観光コンベンションビューロー観光企画支援委員（マスタープラン策定）（現在）を歴任。観光庁インバウンドの地方誘客促進のための専門家。

TIS株式会社
テクノロジー＆イノベーション本部 XRチーム
事業開発リーダー
山﨑 晴貴 氏

2023年10月TIS入社。360度動画観光メタバースサービス「BURALIT（ブラリト）」の事業戦略およびクリエイティブを統括。それ以前は、広告プロダクション/Webプロダクション/広告代理店において、大手クライアントのブランディング/コミュニケーションデザイン/プロモーションに従事。前職の不動産情報サービス事業会社では、外部プロダクション/クリエーター/大学研究室とのオープンイノベーションによる研究開発部門のグループ長として、Well-beingに関する研究やXR技術を活用した事業創出プロジェクトを牽引した。
　

＜TIS株式会社＞
TISは創業50年以上の歴史を持つ総合ITサービス企業です。金融、製造、流通／サービス、公共、通信業界など、多岐にわたるお客様3,000社へITサービスを提供。グループ全体では約15,000社（国内）のお客様の事業成長に貢献しています。当社のノウハウと先進デジタル技術でお客様の経営・事業戦略を支えながら、あらゆる分野の企業をつなぐことで新たなビジネス・サービスを創出できる可能性を擁します。
また、独立系による柔軟かつスピーディな意思決定を行える強みをもとに、社会の変化・技術の進化に合わせ、企業や市場のニーズを先回りした事業・サービス戦略を実現しています。

主催/協力

主催：TIS株式会社
協力：株式会社やまとごころ