データインバウンド
【訪日外国人数】2020年7月訪日客数は3800人、10カ月連続で前年同月割れ。1-7月累計は79.9%減の395万人
2020.08.24
刈部 けい子日本政府観光局(JNTO)が8月21日に発表した2020年7月(推計値)の訪日外国人数は、前年同月比99.9%減の3800人だった。4月から4カ月連続して前年同月比99.9%減となり、10カ月連続で前年同月を下回ることになった。
また、1月から7月の合計は395万800人(前年同期比79.9%減)だった。

なお、JNTOによると訪日外国人とは、法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者を指す。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外国人数に含まれるが、乗員上陸数は含まれない。ちなみに5月の訪日客数(暫定値)は1663名で、そのうち108名が観光客、70名が商用客だった。
タイ、ベトナムとはレジデンストラック開始
7月の訪日客で最も多かったのは中国の800人、ベトナム600人、アメリカ400人、韓国、インドが各300人、台湾100人で、それ以外は二桁がほとんどだった。タイとベトナムに対しては7月末から駐在員などの長期滞在者を対象に双方向の往来の再開を認める「レジデンストラック」の受付を開始したが、その関係もあってか、ベトナムは6月の100人から大きく増えた。また、前述のように在留資格を持つ留学生などの再入国が先月よりも少し増えたとみられる。

毎年7月は夏休みシーズンで訪日客の増える時期だが、今年はそんなことさえも忘れてしまうぐらい、訪日客数は減少したままだ。現在日本は146の国と地域からの外国人の入国を原則拒否しており、日本への直行便の数は8月も大幅な運休、減便となっている。
なお、各市場では日本を含む海外への渡航禁止や渡航中止勧告が続いているが、フィリピン政府による日本への渡航禁止措置は解除されているものの、観光目的での出国は認められていない。また、イギリスは7月4日以降、日本を含む一定の国・地域を渡航自粛対象から除外している
また、日本政府は、中長期の在留資格をもつ外国人が再入国する際の制限を緩和する方針で調整を始めた。在留資格をもつ外国人は約243万人で、8月中旬時点でそのうち約20万人が日本から出国しており、政府は9月から1日1500人程度を新たな入国枠として設定する方針とのこと。8月中には外国人留学生の入国制限も緩和する。
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