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岐阜県WeChatミニプログラムで越境ECサイト開設、民間企業の伝統手工芸品など海外販路拡大を支援

2020.12.16

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岐阜県は、県産品の海外での販路拡大を支援するため、中国向けECプラットフォーム「WeChat」のミニプログラムを活用して越境ECサイトを開設した。岐阜県内の法人・個人事業主から募集し、陶磁器や刃物、木工品、化粧品など、27社から125の商品を集め「岐阜県伝統手工芸品」として一体的な展開を行う。

WeChat のミニプログラムを用いて、自治体が海外販路の拡大支援を行うのは日本の国内では初の取り組みで、開設期間は12月1日〜来年2月28日までの予定となっている。

販売期間中には、KOL(キーオピニオン・リーダー)と呼ばれる、SNSで多くのフォロワーを持つ中国人インフルエンサーによるライブコマースを実施し、県産品の魅力を広めてもらうことで消費者の商品購入を促していく。

特設サイト名は「日本岐阜県越境モール~日本で人気のある岐阜県の名産品~」という意味の「日本岐阜县跨境商城~日本人气县名特优物产品~」。中国のECサイトに出品することで県産品の需要喚起と認知拡大を狙うと共に、販売実績から海外での消費動向を探り、販売やプロモーションなどでの海外展開に有効なノウハウを蓄積、県内企業の海外展開に繋げていく。

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