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【宿泊統計】2022年5月の延べ宿泊者数3674万人泊、日本人はコロナ前の8割強まで回復

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観光庁が発表した2022年5月の宿泊統計(第2次速報)によると、延べ宿泊者数(全体)は2019年同月比で28.5%減の3674万人泊だった。前年同月比では77.3%増となった。

内訳は日本人延べ宿泊者数が2019年同月比で13.5%減の3607万人泊で、外国人延べ宿泊者数は2019年同月比93.1%減の67万人泊だった。

また、2022年6月(第1次速報)の延べ宿泊者数は、2019年同月比で24.7%減の3451万人泊、日本人延べ宿泊者数は2019年同月比6.5%減の3385万人泊。外国人延べ宿泊者数は2019年同月比93.1%減の66万人泊だった。

4月から続く県民割に加え、3年ぶりに行動制限の無いゴールデンウィークで旅行者が増えたのか、5月の延べ宿泊者数は4月より311万人泊増え、外国人延べ宿泊者数も14万人泊増えた。伸び率は緩やかだが順調に増えているのがわかる。第1次速報では6月の日本人延べ宿泊者数はコロナ前の93.5%まで戻ってきている。ただし、7月は夏休み時期に入って第7波に見舞われており、再び伸びが鈍る可能性がある。

 

4月に続き好調の京都府、前年同月の3倍超え

都道府県別の延べ宿泊者数では、東京都が4256万人泊(2019年同月比35.1%減)で1位。以下、大阪府、北海道、京都府、神奈川県と続く。なお、2019年同月比では30%減前後が多い中で、山口県が唯一プラスで、6.4%増だった。

また、前年同月比では10.2%減の鳥取県を除くとすべて増加しており、とくに京都府は251%増(2019年同月比36.6%減)となった。京都市観光協会によると、昨年まで中止が相次いだ修学旅行が今年は無事に催行され、日本人宿泊数はコロナ禍前と同水準となったそうだ。続いて、大阪府、兵庫県、愛媛県、長崎県、石川県が倍増以上の伸びとなった。

国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、1位がアメリカで10万5950人泊、ついで中国(6万7080人泊)、ベトナム(4万1100人泊)、韓国(2万6860人泊)、フィリピン(1万9550人泊)、となり、この上位5カ国で全体の49.9%を占める。2019年同月比では9割以上減少している国が多いが、前年同月比ではシンガポールが8倍近く、韓国、台湾、オーストラリアが5倍以上の増加となった。

また、観光庁が7月8日に発表した主要旅行業者45グループの5月分の旅行取扱状況速報では、総取扱額は対前年同月比378.0%(対2019年同月比37.6%)の1582億6020万円となった。

海外旅行は対前年同月比488.4%(対2019年同月比12.8%)の197億5285万円、国内旅行は対前年同月比366.0%(対2019年同月比56%)の1373億3289万円、外国人旅行(日本の旅行会社によるインバウンド向けの旅行取扱い)は対前年同月比382.8%(対2019年同月比5.6%)の12億1203万円だった。

 

 

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