インバウンドニュース
★中国配車アプリ、来春日本上陸!訪日客向けサービスを開始
2017.11.02
中国を拠点に、タクシー配車とライドシェア(相乗り)サービスを展開する世界最大手の「滴滴出行(ディディチューシン)」が、2018年春にも日本に上陸することがわかった。タクシー国内最大手の第一交通産業(本社:福岡県北九州市)と提携し、東京都内で配車アプリを使った訪日客向けのサービスを開始する。
中国での滴滴アプリの登録者数は約4億4000万人で、2016年に米配車アプリ大手のウーバーテクノロジーズの中国事業を買収したことで、1日あたりの利用は2100万回以上と配車サービスで世界最大手に名乗りを上げている。
配車サービスは、アプリを起動させて出発地と目的地を入力すれば、事業者に登録した運転手が迎えに来るという仕組みで、降車時の決済もアプリで行われる。現在、訪日客のうち約4人に1人が中国人で、彼らの日本における消費金額は1兆円を超える。中国人が本国で使い慣れた配車アプリ滴滴を日本で使えるとなると、「中国語のまま使える」「アリペイやWeChatPayなどの電子決済で清算できる」などとメリットは大きく、相当数の利用客が見込まれている。
今回の提携で、都内を走る第一交通のタクシー約500台が、滴滴アプリで配車できるようになる見通し。将来的には東京のみならず、大阪や福岡、沖縄へとアプリを使える地域を拡大していく計画で、今後、訪日客獲得を巡る本格的な争いが予想されている。
(やまとごころ編集部)
出典:
↓↓↓やまとごころおすすめ特集レポートはこちら↓↓↓
【特集】大都市圏を中心に増殖中!中国系「越境白タク」の問題点を追跡
関連インバウンドニュース
2024.04.16
四国のレンタカー周遊を喚起するモデルコース「DRIVE SHIKOKU」開設、温泉・自然など6つのコースを紹介
2024.03.28
訪韓外国人客が利用するアプリは? 旅ナカではネイバー、パパゴなど韓国アプリの利用率高く
2024.03.07
インバウンドに冬に人気のエリアは? 増加率1位は犬山市。カニ スキー 温泉など冬ならではの体験が人気
2024.02.01
冬季オーバーツーリズム解決に向けタクシー活用した「ニセコモデル」。9割がインバウンド、1日平均180件以上と利用好調
2023.11.14
タクシーアプリ「GO」インバウンド対応を開始、海外発行クレカ、携帯番号が利用可能に
2023.11.07
タクシー業界の動向、半数が赤字10年で人手が半減。ドライバー不足のなか賃上げや燃油価格上昇が足枷に
2023.05.25
値上げ後のJRパス利用意向を調査「今後利用しない」が7割超。訪日客の地方誘致後退の懸念も
2023.05.19
観光でより良い社会づくりを目指す、ジャパントラベルアワード2024 エントリー開始