データインバウンド
【外国人宿泊者数】2018年2月は前年同月比20.7%増の696万人泊、徳島県が人気急上昇
2018.05.02
刈部 けい子観光庁が発表した2018年2月の宿泊旅行統計調査結果によると、全体の延べ宿泊者数は3677万人泊で、前年同月比2.6%増だった。日本人延べ宿泊者数は前年同月比0.9%減となったが、外国人延べ宿泊者数は、前年同月比20.7%増の696万人泊で、2月としては調査開始以来の最高値を記録した。なお、延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は18.9%になる。
外国人宿泊者の伸びを三大都市圏と地方部の前年同月比で見ると、三大都市圏では17.2%増だったのに対し、地方部は24.5%と引き続き大きく増加している。都道府県別の伸び率では徳島県(7,760人泊)と三重県(29,900人泊)が100%を超える高い数字を示した。
徳島県は2017年の伸びも40%増の9万6870人と四国4県では最も増加率が高かった。三好市大歩危・祖谷地区が人気を牽引しているが、香港や台湾、中国からの旅行客が多いため、春節で宿泊数が伸びたと見られる。
2月の宿泊者数を国籍(出身地)別で見ると、1位が中国、以下台湾、韓国、香港、アメリカとなり、この上位5カ国・地域で全体の76.7%を占めた。伸び率では、中国、ベトナムが大幅増となった。これは、今年の旧正月が2月だったためと見られる。
ちなみに、上位5カ国・地域の旅行者が宿泊する割合が最も多かった都道府県は、中国とアメリカが東京都、韓国が大阪府、香港と台湾は北海道だった。北海道はタイとマレーシアからの訪日客も最も多く宿泊している。
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