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2026年7月訪日宿泊6.5%減の1331万人泊、福島73.1%増で伸び率全国トップ

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観光庁が発表した2026年7月の宿泊旅行統計(第二次速報)によると、外国人延べ宿泊者数は前年同月比6.5%減の1331万人泊となった。6月の14.0%減から減少幅は縮小した。

三大都市圏では9.2%減となった一方、地方部は0.9%減とほぼ前年並みで、外国人延べ宿泊者に占める地方部の構成比は34.8%に上昇した。都道府県別では福島県や埼玉県、三重県などで前年同月比50%を超える伸びとなり、地域による差が鮮明になっている。

 

7月の外国人宿泊者数は6.5%減、全宿泊者の24.7%

2026年7月の延べ宿泊者数は5397万人泊で、前年同月比4.7%減となった。うち日本人延べ宿泊者数は4066万人泊(前年同月比4.1%減)、外国人延べ宿泊者数は1331万人泊(同6.5%減)だった。外国人延べ宿泊者数は6月の14.0%減から減少幅が7.5ポイント縮小し、延べ宿泊者全体に占める割合は24.7%となった。

なお、最新の2026年8月(第一次速報)では、外国人延べ宿泊者数は1264万人泊で前年同月比10.3%減となった。7月と比べ、前年同月比の減少幅は再び拡大している。

延べ宿泊者数の推移2026年7月

延べ宿泊者数前年同月比の推移2026年7月

 

三大都市圏9.2%減に対し地方部0.9%減、地方シェア34.8%へ

地域別では、三大都市圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県)の外国人延べ宿泊者数は868万人泊で、前年同月比9.2%減となった。一方、地方部は464万人泊で同0.9%減と、ほぼ前年並みだった。

外国人宿泊者全体に占める構成比を見ると、三大都市圏は前年同月の67.1%から65.2%へ1.9ポイント低下。一方、地方部は32.9%から34.8%へ1.9ポイント上昇した。

三代都市圏及び地方部における外国人延べ宿泊者数比較(2026年7月)

 

東京435万人泊で最多、上位5都道府県は前年割れ

都道府県別の外国人延べ宿泊者数では、東京都が435万4450人泊で全国最多となったものの、前年同月比7.0%減となった。2位は大阪府の179万8490人泊(10.5%減)、3位は京都府の124万9100人泊(15.1%減)、4位は北海道の101万3640人泊(14.9%減)、5位は沖縄県の85万9410人泊(2.2%減)だった。上位5都道府県はいずれも前年同月を下回った。

6位以下では、福岡県が69万3780人泊で前年同月比18.0%増となり、トップ10で最も高い伸びを示した。千葉県は38万4990人泊(15.2%減)、神奈川県は37万1010人泊(3.9%減)、愛知県は31万2300人泊(15.3%減)と前年を下回った一方、兵庫県は17万7170人泊(8.1%増)となった。

延べ宿泊者全体に占める外国人の比率を見ると、東京都が55.4%とトップ10のなかで最も高く、京都府も51.7%と半数を超えた。大阪府は43.8%、福岡県は36.5%、沖縄県は29.6%となっており、外国人延べ宿泊者数だけでなく、各地域の宿泊需要に占める外国人の割合にも差がみられる。

2026年7月都道府県別外国人延べ宿泊者数

 

福島73.1%増で全国トップ、埼玉・三重も5割超増

外国人延べ宿泊者数の増加率では、福島県が前年同月比73.1%増で全国トップとなった。続いて埼玉県64.5%増、三重県58.8%増、山形県55.2%増、福井県46.8%増となった。

6月に前年同月比51.4%増で全国トップだった青森県は、7月も35.4%増と堅調だった。青森県によると、2026年1~6月の外国人延べ宿泊者数は前年同期比26.5%増の30万4190人泊と過去最多を記録。円安や青森空港発着のソウル線・台北線の増便などが主な要因とされる。

一方、減少率が大きかった都道府県では、山梨県と奈良県がいずれも30.8%減、島根県が26.3%減となった。

2026年7月都道府県別外国人伸び率

 

台湾が前年比24.7%増で首位、中国の減少幅は40%台に縮小

国籍・地域別では、台湾が212万7160人泊(前年同月比24.7%増)で首位となり、中国が177万1610人泊(同44.7%減)で2位に入った。以下、韓国154万5430人泊(同28.4%増)、米国134万7120人泊(同3.2%減)、香港60万9630人泊(同49.3%増)と続き、上位5市場で全体の63.4%を占めた。

中国市場は、中国政府による日本への渡航注意喚起の影響などを背景に、2025年11月以降、前年割れが続いている。中国は2025年11月に1位だったが、12月から2026年2月までは3位、3月から6月までは4位で推移しており、7月は2位に浮上した。外国人延べ宿泊者数も約177万人泊と、2026年に入って最多となった。前年同月比では依然44.7%減と大幅な前年割れが続くものの、4月55.0%減、5月53.8%減、6月50.9%減と3カ月連続で50%を超えていた減少幅は、7月に40%台へ縮小している。

一方、台湾は24.7%増、韓国は28.4%増、香港は49.3%増となり、引き続き堅調に推移。このほか、ロシア42.1%増、ベトナム30.0%増、マレーシア24.3%増なども高い伸びを示した。

▶︎国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数(2026年7月[第2次速報])

国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数(2026年7月[第2次速報])

 

【編集部コメント】

「全国6.5%減」をどう読む? 地域・市場で異なる宿泊動向

外国人延べ宿泊者数は前年同月比6.5%減となった。ただし、三大都市圏が9.2%減だったのに対し、地方部は0.9%減とほぼ前年並みを維持し、全体に占める地方部のシェアは34.8%へ上昇した。さらに福島で前年比73.1%増となるなど、地域による差も鮮明だ。市場別でも、中国が大幅な前年割れを続ける一方、台湾・韓国・香港は2桁増となった。

「全国で6.5%減」という全体の数字だけでは見えない変化を、地域と市場の掛け合わせで捉えることが重要だ。自地域・自社では、どの市場が伸び、どのような需要の変化が起きているのか。足元のデータを改めて見直すことが、次の一手を考えるヒントになりそうだ。

(出典:観光庁、宿泊旅行統計調査2026年7月・第2次速報)

 

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