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中国人は日本の地方に注目!?  2019年バイドゥ検索ランキング発表 

2019.12.30

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中国の検索エンジン大手バイドゥ(百度)の日本法人バイドゥ株式会社は、2019年訪日中国人の百度検索動向ランキングを発表した。2019年1月1日から12月15日の間、日本で百度検索を利用したユーザーの検索データを元に、都道府県、観光地・名所、グルメ、アニメの4分野について調査した。

都道府県ランキングは、北海道が初の1位に輝いた。2022年北京オリンピックを控え、中国ではウィンタースポーツの人気が高まっており、日本でのスキー体験を求めて検索されたと推測される。大阪は、昨年の1位から5位にランクを落としたものの、「心斎橋」「梅田」など買物エリアの検索数は依然として多かった。訪日外国人の知識充実、リピート率の増加により、検索ワードがより具体的になっている傾向が伺える。

観光地・名所ランキングでは、昨年3位だった河口湖が初の1位を獲得。富士山も2年ぶりに2位に入り、2019年は富士山周辺の観光が人気だったことがわかる。3位は東京スカイツリーが初のランクイン。令和に元号が変わったことで国内外から注目が集まった「皇居」が4位だった。

入れ替わりが激しいグルメランキングでは、1位うどん、2位和牛、3位みそ汁だった。和牛は「神戸牛」「佐賀牛」「松坂牛」「仙台牛」「山形牛」などブランド牛の検索ワードも多かった。

アニメの1位は「文豪ストレイドッグス」。太宰治、芥川龍之介といった文豪がキャラクター化されて戦うアクション漫画で、中国では今年4月にアニメ配信されたことで注目が集まった。2位は今年3月に中国語の正式名称を「酷MA萌」から「熊本熊」に変更した「くまモン」。「NARUTO」「ONE PIECE」は昨年に続きトップ5にランクインした。

(やまとごころ編集部)

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