データインバウンド
2020年のインバウンド消費額試算値は7446億円、パンデミックがなければ6兆円超えか?
2021.04.05
観光庁が発表した2020年の訪日外国人消費動向調査によれば、1人当たりの支出は18万5413円だった。2019年が15万8458円だったので、「3万円近く増えたことになる」と、書ければよかったのだが、実は2020年は通年での調査は行われなかったため、前年との単純比較はできない。
2020年の訪日客は3月から激減し、最終的には411万5900人だった。それに伴い、訪日外国人消費動向調査も1-3月期までにしか行われず、4-6月期、7月-9月期、10-12月期の調査は中止となった。
図表は2020年1-3月期の1人当たり旅行支出に、2020年の訪日外国人旅行者数をかけて試算したもので、2020年の訪日外国人旅行消費額は7446億円とされる。

たとえばこれを2019年の訪日客数と伸び率を使って計算してみよう。すると、
3188万人(2019年訪日客数)×2.2%(2019年の伸び率)×18万5413円(2020年1人当たりの旅行支出)=約6兆円
となる。
2020年の目標値だった8兆円には届かないが、2020年にオリパラが開催されたとしたら訪日客数はもう少し伸びていたかもしれないし、そうなると消費額も目標値にもう少し近づいていたかもしれない。いずれにしても、2021年は少しは回復傾向になってくれることを祈るばかりだ。
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