データインバウンド
2022年11月世界の航空需要 北米・アジア太平洋地域が国際線で好調に回復
2023.01.12
やまとごころ編集部IATA(国際航空運送協会)が発表した2022年11月の世界の航空需要によると、航空旅行は順調に回復していることがわかった。
11月の総RPK*は前年同月比41.3%増で、パンデミック前の2019年同月比では75.3%(24.7%減)まで回復している。国際線RPKは、パンデミック前の73.7%まで戻り、前年比ではアジア太平洋地域が最も大きく伸びたほか、全地域で改善が見られた。一方、国内線RPKは中国の旅行規制が引き続き世界平均の結果を弱めたものの、パンデミック前の77.7%となった。
(*RPK:有償旅客が搭乗して飛行した総距離=revenue passenger kilometers:有償旅客数×輸送距離)

アジア太平洋は引き続き力強い回復傾向
11月の国際線RPKは、世界平均で前年同月比86.2%増、2019年同月比では73.7%(26.3%減)だった。
アジア太平洋では10月に続き、前年同月比で373.9%と最も高い伸び率を記録した。2019年10月の水準との比較では、50.5%下回っているが、前月同様、韓国や日本などの旅行制限緩和で、航空旅行は増加しており、特に域外へのルートが増えている。
最も好調なのは北米の国際線RPKで、パンデミック前の93.9%に到達し、国際線市場の回復を引き続き牽引している。
中東(2019年同月比14.8%減)、中南米(同15.9%減)、欧州(同17.1%減)、アフリカ(同20.0%減)は、前月比でほぼ横ばいだった。

アメリカの国内線はパンデミック前に回復
11月の国内線RPKの世界平均は、2019年同月比で22.3%減で、10月からほぼ横ばいだった。 国内主要市場はいくつかの動きが見られた。アメリカは引き続き、国内市場の中で最も好調に推移しており、国内線RPKは2019年11月の水準をわずか1%下回るだけだった。ブラジルも国内線RPKが2019年同月の96.2%に達し、完全回復に向けもう一歩前進した。 インド、日本、オーストラリアはそれぞれ10月より伸び率が縮小したが、いずれもパンデミック前の8割を超える水準に戻しており、回復傾向にあるのは間違いない。
一方で、中国に関しては目立った変化はなかった。

2022年11月の実績は、消費者が旅行の自由を謳歌していることを示している。ただし、2023年1月に中国が水際対策の緩和で海外旅行を再開した際に一部の国が規制強化で対応したことについて、IATAは懸念を示している。ウィリー・ウォルシュ事務局長は、「各国政府は、過去3年間に何度も失敗した政策を繰り返すのではなく、治療薬の改善やワクチン接種など、新型コロナウイルスを効果的に管理するために利用できる手段を用いることに注力すべきだ」と述べた。
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