データインバウンド
【外国人宿泊者数】2018年12月インバウンド宿泊者数767万人泊。フィリピンが市場別伸び率トップ。年間速報値は8859万人泊で過去最高を記録
2019.03.05
刈部 けい子観光庁が発表した2018年12月の宿泊旅行統計調査結果によると、全体の延べ宿泊者数は4170万人泊で、前年同月比3.7%増だった。日本人延べ宿泊者数は前年同月比1.5%増、外国人延べ宿泊者数は前年同月比14.8%増の767万人泊で、12月としては調査開始以来の最高値を記録した。また、延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は18.4%だった。
なお、1月から12月の年間値(速報値)は、全体の延べ宿泊者数が前年比0.1%減の5億902万人泊。日本人延べ宿泊者数が前年比2.2%減の4億2043万人泊だったのに対し、外国人延べ宿泊者数の年間値は前年比11.2%増の8859万人泊で、調査開始以来の最高値となった。

12月の外国人宿泊者の伸びを三大都市圏と地方部の前年同月比で見ると、三大都市圏が16.2%増、地方部は13.0%で、両者の差がかなり縮まっている。
12月の都道府県別の外国人延べ宿泊者数は、東京都が189万人泊で1位、ついで大阪府(123万人泊)、北海道(108万人泊)、沖縄県(40万人泊)、京都府(39万人泊)となり、ウィンターシーズン本番の北海道は4位だった11月と比べて67万人泊の増加だった。一方、年間値(速報値)では東京都(2177万人泊)、大阪府(1389万人泊)、北海道(818万人泊)、京都府(571万人泊)、沖縄県(525万人泊)となっている。
12月の都道府県別の伸び率では島根県が75.4%増の5280人泊で、これで3カ月連続の伸び率1位。続いて鳥取県(1万8490人泊)、茨城県(1万5820人泊)、福島県(9710人泊)が高い増加率を示した。一方、年間値(速報値)では、青森県(45.7%)、宮城県(45.1%)、山形県(37.0%)の東北勢がトップ3に入った。

12月の宿泊者数を国籍(出身地)別で見ると、1位が中国、以下韓国、台湾、香港と続き、5位には先月に引き続きシンガポールが入った。上位5カ国・地域で全体の66.4%を占める。年間値(速報値)では中国、台湾、韓国、香港、アメリカの順だった。
12月の市場別伸び率に関しては、フィリピン(11万1560人泊)が前年同月比31.7%で1位、続いてドイツ(3万9650人泊)、オーストラリア(20万5200人泊)が大幅に伸ばした。年間値(速報値)では、イタリア(29.8%)、フランス(23.6%)、インド(21.1%)、ベトナム(20.8%)が前年比20%台と大きく増加した。
12月の国籍別の都道府県別延べ宿泊者数構成比では、韓国が大阪府、マレーシアが北海道での宿泊の割合が最も高かったが、そのほか18市場は東京都が最多だった。年間値(速報値)では韓国を除く19市場で東京都に宿泊した人の割合が最も多かったが、韓国は大阪府の割合が東京都を上回った。また、東京・大阪以外では、アジア圏は北海道、欧米圏では京都に宿泊するケースが多く見られた。

編集部おすすめ関連記事:
最新のデータインバウンド
-

2026年7-9月のインバウンド消費額2.2兆円、台湾が首位に。中国4割減も1人当たり支出は6%増 (2026.10.23)
-

2026年9月訪日客数5.0%減の310万人、航空券高騰や台風などの影響で多くの市場が前年割れ (2026.10.22)
-

豪州の海外旅行者数1271万人で過去最高、日本は渡航先3位、訪豪客はコロナ前水準に迫る (2026.10.07)
-

旅行・観光開発ランキング2026、日本が世界1位 需要分散や旅行しやすさの改善が後押し (2026.10.06)
-

2026年7月訪日宿泊6.5%減の1331万人泊、福島73.1%増で伸び率全国トップ (2026.10.01)
-

サステナブル旅行、旅行者の関心・事業者の取り組み進むも、予約につなげるには課題 (2026.09.30)
-

2026年上半期の世界観光客数6.9億人、前年比0.4%増 Q2は1%減、通年見通しも下方修正ーUN Tourism (2026.09.29)
-

2026年8月訪日客数9.6%減の309万人、中国市場の低迷や台風による欠航も14市場で8月の過去最高 (2026.09.17)
-

世界的な不確実性続くも、APAC旅行者の82%が1年以内に旅行予定、「現地体験・食」を重視 (2026.09.15)
