データインバウンド
2019年国際会議開催件数 日本は世界8位、都市別ランキングで東京トップ10入り。京都35位でMICE戦略1年前倒し達成
2020.06.23
やまとごころ編集部ICCA(国際会議協会)が2019年の世界の国際会議開催件数を発表した。ランキングは国別と都市別に分かれており、日本は開催数は増えたものの順位は一つ落として8位、東京は前年の13位からトップ10入りを果たした。(参考:2018年国際会議開催件数、日本は世界7位、アジア・太平洋地域1位)
2019年に世界で開催された国際会議の総数は1万3254件で、前年より317件増加し、過去最高を更新している。
国別1位はアメリカ
開催国ランキングでは、20年間不動のアメリカが今年も1位をキープ。上位20カ国は多少の順位変動はあるものの顔ぶれとしてはほぼ変わらなかった。2位のドイツに続き、フランスがスペインを退けて3位に浮上している。また中国と日本も順位が入れ替わった。2018年の日本の開催数は492件だったので、35件増えたものの中国の増加数がそれを上回った形だ。また、前年10位のカナダはポルトガルと入れ替わりで11位に後退した。

パリが2年連続1位、東京はトップ10に浮上、京都は目標値を1年前倒しで達成
都市別ランキングでは昨年トップに立ったパリが2年連続の1位。開催数が最も増えた(38件)リスボンが4つ順位を上げて2位に入った。トップ5常連のベルリン、バルセロナ、マドリードが続くが、ベルリンとマドリードは前年と順位が入れ替わっている。
2018年13位だった東京都は順位を3つ上げ10位に浮上。アジアではシンガポールについで2番目となった。一方、前年10位のバンコクは13位に後退、12位だった香港は昨年6月以降のデモの影響もありトップ20圏外になった。なお、京都市は35位(67件)に入り、2014年に策定した京都市MICE戦略2020の数値目標として掲げた「世界順位35位」を1年前倒しで達成したことがわかった。

なお、ICCA統計の国際会議の基準は少なくとも3カ国以上での会議持ち回り、50名以上の参加者、定期的開催等、厳しいものとなっているが、世界全体の国際会議開催状況を把握する統計として注目されている。
すでに新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大で今年の国際会議の開催には大きな影響が出ているが、withコロナの社会では開催時の感染防止や安心安全の確保はもちろん、オンライン開催なども増えていくと見られる。国連世界観光機関(UNWTO)のグローバルガイドラインでは、会議・イベントの運営について、「第一歩として、ハイレベルな発表者、技術革新、適切なコンテンツを含むデジタルイベントを開催する」「次の段階では、国内市場(地域の規制及び衛生規範に従いながら)、特に専門分野(例:医療等)を対象に、従来型の中規模イベントを提案する」としている。
*ICCA(International Congress and Convention Association)本部がアムステルダムにある非営利の業界団体で、国際会議の開催状況を収集・発信している。世界約100カ国、 約1100の業界団体が所属している。
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