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2022年の最優秀エアライン 2年連続カタール航空受賞、JALとANAトップ20入り

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AirlineRatings.comが発表した2022年の年間最優秀エアライン賞は、ドーハを拠点とするカタール航空が受賞した。トップ20には、全日空と日本航空もランクインしている。

このランキングは、オーストラリアの航空機の安全・製品格付けウェブサイト「AirlineRatings.com」によるもので、世界の航空会社300社以上を対象に、独自の評価システムを用いてエコノミーからファーストまでの各クラスの快適さや機内サービス、安全性、機体の使用年数、業績、環境への配慮、乗客の評価などを基準に業界の専門家が決定している。

2年連続で1位となったカタール航空は、革新的なキャビンや乗客サービス、業界におけるリーダーシップに加え、コロナ禍でも過去30カ月にわたって世界の重要な長距離航空路の運航を維持し、その結果、乗客数を制限したフライトで損失を出しながらも、過去最高の利益を計上したことが評価されたという。カタール航空はまた、ビジネスクラス賞を受賞している。

AirlineRatings.comのジェフリー・トーマス編集長は、カタール航空について、「業界初の試みを数多く行っている。IATA運用安全監査プログラムを初めて完了し、AirlineRatingsとSkytraxの双方によるCOVID監査に準拠したのも初めてだった」と話した。

2位に入ったニュージーランド航空は、今年初めに発表された世界で最も安全な航空会社ではトップに輝いている。常に革新的で業界をリードする航空会社としての評価が高く、ほかに太平洋地域のエアライン賞、プレミアムエコノミー賞、エコノミー賞を受賞した。

3位に入ったアラブ首長国連邦のエティハド航空は、創設されたエンバイロメンタル(環境保護)エアライン賞を受賞、CO2排出削減に貢献した点が評価された。4位の大韓航空はカーゴエアライン賞、5位のシンガポール航空は、ファーストクラス賞、ラウンジ賞も受賞した。

日本からは全日空が昨年の12位からトップ10入り、日本航空も14位から1ランクアップの13位に入った。

 

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